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 つるのおんがえし

 作/宮川 ひろ
 絵/太田 大八
 定価 1,200 円+税

 ISBN : 4-434-03615-7
 A4変/32ページ



「つるの恩がえし」では、たすけたつるが貧しい若者の嫁になる話と、じいとばあの娘になる話とあります。「つる女房」型のほうが多く語られているようですが、身よりのない娘になってあらわれて、じいとばあのくらしをぬくめてくれるほうを語らせてもらいました。「見るな」という約束をやぶってしまったために、ひとときのしあわせはやぶられてしまうのですが・・・。(作者あとがきより)



 再話でも文章がわかりやすく温かい表現で親しめる。絵も漫画的でなく、実写的でほのぼのしたぬくもりがあり、昔のくらしも想像できるよいものである。老人ホーム慰問などに使用するのに、
これと同じもので大型の本ができたらありがたい。テレビゲームや漫画、劇画のようなものばかり喜ぶ子どもたちにも、こうした企画の本がたくさんできるとありがたい。潤いを持たせたいから。

 (67才女性)


 私が読み聞かせたお話を孫に読んであげることができて、大変うれしく思います。孫の誕生日に良いプレゼントになりました。

 (62才女性)



作/宮川 ひろ (みやがわ・ひろ)
作家。群馬県出身。『夜のかげぼうし』(講談社)で赤い鳥文学賞、『圭子は風のなかで』(岩崎書店)で日本児童文学者協会賞を受賞。『つばき地ぞう』(国土社)、『クロはぼくのいぬ』(にっけん教育出版社)、『たんぽぽ先生あのね』(ポプラ社)、『天使のいる教室』(童心社)など作品多数。

絵/太田 大八 (おおた・だいはち)
画家。長崎県出身。小学館絵画賞、国際アンデルセン賞画家賞次席、『ながさきくんち』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。『しっぺいたろう』(教育画劇)、『セロひきゴーシュ』(岩崎書店)、『絵本玉虫厨子の物語』『絵本西遊記』(童心社)、『馬ぬすびと』(福音館書店)など作品多数。


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